日本に定着したスペイン発のグローバルフットウェアブランド1975年にスペイン・マヨルカ島で誕生した『CAMPER』は、来年2025年にはブランド設立50周年を迎えます。『CAMPER』が 国内で 展開され始めたのは 90年代半ば、スペイン、コフルーサ社とサザビーリーグとの合弁会社が設立されたのは 2005年。日本の市場にもすっかり定着し、現在では国内の百貨店や商業施設の中に約50店舗近くの直営店を構える人気ブランドです。同ブランドでプレスを担当する今尾さんも、前職のセレクトショップで『CAMPER』の存在を知り、魅了された一人。「私はインフルエンサーさんのインスタグラムの投稿で知ったのですが、その可愛さに惹かれて、『このシューズブランドで働いてみたい』と思って応募して転職しました。『CAMPER』は革靴もあればスニーカーもあり、ブーツやサンダル、女性用のシューズなどラインナップも豊富で、こういう幅の広いシューズブランドは意外と他にはない存在だと思います」今回取材をさせていただいた渋谷PARCOの中のポップアップスペースには、 2015 年に立ち上がったより実験的・先鋭的な別ライン『 CAMPERLAB (カンペールラボ)』が出店していました。 2019年、クリエイティブディレクターにアキレス・イオン・ガブリエルを迎え、刷新したシューズコレクションに加え 新たにウェアも展開が始まるなど、近年さらにブランドとしての幅も広がりつつあります。卸向けに導入したTERMINALでプレス業務も効率化株式会社カンペールジャパンがTERMINALを導入したのは2020年。業務効率化を目的として導入されましたが、現在は卸だけでなく、プレス向けの展示会においても活用されているそうです。「以前までの展示会は、主にメディア向けの側面が強かったのですが、次第にインフルエンサーの方々にもお声がけをするようになり、個人オーダーも増えてきました。以前は紙やメールでバラバラとオーダーを取る形だったので効率が悪かったのですが、直近の展示会でも100名超のオーダーとなってきたので、TERMINALなしではこの数の管理は難しいと感じます」プレス展の数ヶ月前に卸向けの展示会が行われるので、その時に作成された商品情報を複製し、プレス展向けにカスタマイズして使用しているそうです。「商品情報はほぼそのまま使うのですが、インスタグラムのアカウントの入力フォームを追加するなど、プレス用にアレンジしています。そうすることで、直接お話をしていないインフルエンサーさんからオーダーをいただいても、どのような繋がりのある方なのかを知ることができるので、展示会後に情報を確認する上でも大変便利です」また今尾さんによると、TERMINALの個人オーダーは購入者との連絡ツールとしても役に立っているそうです。「これまでは、納品準備ができたら、個別にメールや電話で受け取り方法などの連絡をしていたのですが、メールだとお互いに長文になりがちだったり、お忙しくて返信いただけないことも多くありました。TERMINALであれば、発送準備ができたら一斉に通知ができるのがとても便利です。また2シーズン前からアポイント管理機能も使っているのですが、これも普段からお忙しい編集者の方々に大変好評いただいています」受注データやアーカイブをマーケティング業務に活用株式会社カンペールジャパンでは、プレス向け展示会で得られたデータや、過去の展示会のアーカイブ情報も有効活用されているそうです。「プレスやインフルエンサーの方々の個人オーダーは、そのシーズンの傾向を知る上でも非常に参考になります。マーケティング・ディヴィジョンとしては、シーズンイベントの主力商品の検討や社内資料として、TERMINALのデータを活用しています」また、今尾さんは展示会の時に限らず、普段の業務においてもTERMINALを活用する場面が増えているそうです。「業務の中で、過去の商品情報を調べたりすることも多いのですが、会社の共有ドライブで探すのは意外に見つけにくかったり、手間がかかります。TERMINALには過去の展示会の情報も残っているので、参照する頻度は思った以上に多いんです。プレスの業務においてもTERMINALは欠かせないものになりつつありますね」TERMINALでは、展示会オーダーを軸にしながら、より汎用性の高いシステムの構築を心がけています。「こんなこともできる?」というお問い合わせもお気軽にお寄せください。