−プレス担当の中村有希さん“今最もホットなブランド“としての社内の手応え新作の発売日には店舗に行列ができ、即日完売することも多いという、外から見ていても顕著なほどの人気を獲得している『Ameri VINTAGE』。実際にその反響を社内で本格的に実感するようになったのは、2018年の春夏シーズンからだったと言います。「2018年春夏ぐらいから、SNSからの影響が大きくなり、商品が買えなくてお客様からクレームをいただいてしまう事がありまして。現に、ここ2回の展示会(2018年秋冬、2019年春夏)から来場者が多くなったため、会場を社内ではなく、外に別の場所を借りて開催したりもするようになりました」(プレス 中村さん)−卸営業担当の三宅里沙さんアナログからデジタル化で作業にも変化が今春には大阪店もオープンし、ますます勢いを増す『Ameri VINTAGE』ですが、TERMINALを導入したのも、ブランドがひとつの転換期を迎えつつあった2019年春夏シーズンの展示会から。同ブランドの展示会の特徴の一つは、関係者による個人オーダーの点数が多いという点。平均して2日間で数百件以上の発注を、紙のオーダーシートを使ってさばいており、卸向けとプレス展を同じ時期に行っているのも特徴でした。また、受注においてはSKUごとに分かれたエクセルのオリジナルシートを使って行っていたそうです。「展示会終わりに、各お取引先様にエクセルで作ったオーダーシートを送って、それを使って集計をしていたのですが、取引先によってバラバラのフォーマットで来たものをこちらで手打ちしていたのですが、TERMINALを導入してその作業がほぼ無くなり、よりスムーズになりました」(卸営業担当 三宅さん)−『Ameri VINTAGE』の2019年春夏コレクション個人オーダーに関しては、オーダーから集計まで全て手動で行っていたため、展示会中に同時進行で現状を見ることが出来なかったとのことですが、TERMINALを導入し、リアルタイムで集計が見られるようになったので、その動向を卸先への営業活動にも使えるようになったと言います。「以前は、2日目が終わってから初めて個人オーダー分の集計をして、2日目にいらっしゃった取引先の方へしか商品の動向をお伝え出来ていなかったのが、リアルタイムで集計が見られる状態が整ったので、初日からデータを見ながら現状を共有出来るようになったのは良かったですね」(プレス 中村さん)その場で即決するのではなく1度持ち帰って考えることでお客様のセット率が向上し、オーダー数も増えたとのこと。−売上管理画面について議論する2人一般のお客様の受注会にもTERMINALを活用これまでさまざまなブランドのTERMINALの導入事例を紹介してきましたが、他ブランドと比べると、個人オーダー、卸向けの受注発注システムと、まんべんなくTERMINALのシステムを活用している『Ameri VINTAGE』。それに加えて、一般のお客様に向けた受注会においてもシステムを活用しているとのことでした。「PRや卸先様向けの展示会が終わった後、今度は一般のお客様に向けて店舗でも受注会を行うのですが、その際にもシステムを利用してみました。当初は使うのに抵抗がある方もいらっしゃるかなと思っていたのですが、ほぼすべてのお客様にスムーズにご利用いただけました。TERMINALさんから事前にアプリをダウンロードするためのQRコードも頂いていましたし、1度登録すれば次回以降もご活用いただける点をお伝えすることで、お客様にもすぐにご登録していただけました。」(卸営業 三宅さん)−QRコードを読み取ると、商品ページに移動し詳細情報を見ることが出来ます商品のQRコード検索機能も積極的に活用さらにアイテムのタグに注目すると、商品ごとにQRコードが入れられているというのが特徴的。QRコードを読み込むとアイテムの詳細ページへアクセス出来るようになっています。これにより、アプリ画面上の数あるアイテムの中から1点1点該当商品を探さなければいけなかったのが、一瞬で目的のアイテムへ辿り着くことができるため検索する手間が省け、ご来場のお客様からも好評とのこと。「検索をもっと簡単にしたいということもあり、QRコードを作ってみました。今は外部のWEBサイトを利用してQRコードを作成しているのですが、これはすごく便利なので、是非TERMINALさんのシステムからQRコードを含むラインシートや商品情報の出力が可能になったらなと思っています。」(プレス 中村さん)−システムをより有効に使いこなしていきたいと大変意欲的でした意欲的だからこそ溢れる機能リクエストQRコード機能に加えて、展示会の際など、パソコン環境がないところでもすぐに情報を見られるように、売り上げ管理画面のスマホ対応についても切望するお2人。またその情報の表示についても、商品だけではなく、上代の設定や価格帯が分かるなど、何かもう一つの要素がプラスされると、より分析がしやすくなると言います。「展示会の会場がオフィスとは別になり、常にパソコン環境にいられないので、スマホでもう少し見やすくなればいいなと思いました。売り上げの分析においては価格帯やカラーなど、割とシンプルな軸でしか見れていないのですが、もっと細かく分かるようにカテゴリーを2つ追加出来るようになれば分析の幅を増やせるんじゃないかなと思っています」(卸営業 三宅さん)TERMINALのシステムをかなりのレベルで活用していただいた上で、使い方までアレンジしている『Ameri VINTAGE』。こうした現場での声が、今後さらなるシステムのユーティリティ向上に繋がりそうです。