店舗スタッフ時代にもTERMINALの効果を実感今回取材に対応いただいた株式会社アンリアレイジの竹田さんは、一度建築業界に就職。しかし「ファッション業界で働きたいというより、学生時代に好きだった『ANREALAGE』でどうしても働きたい」という気持ちが強くなり、2011年に店舗スタッフとして入社。現在は営業部門の統括として活躍されています。TERMINALの導入は2016年。その頃の竹田さんは直営店の店舗スタッフでしたが、その頃からTERMINALの恩恵を感じていたと話します。「『ANREALAGE』では直営店でも顧客受注会というのをおこなっていまして、毎回数百人のお客様がいらっしゃるので、その集計はスタッフが『目視チェック、目視チェック』の繰り返し。オーダー期限に間に合わせるために連日その集計業務に追われましたし、ミスやエラーもありました。それがTERMINAL導入後、格段に効率的になったんです。“劇的に楽になった!”という記憶がありますね」レポート作成や報告業務も効率化その後、竹田さんはショップスタッフから営業部門に配属となり、次は卸先との取引においてTERMINALを使うようになります。業務的には顧客受注会の集計と基本は同じですが、受注数量把握や報告においてTERMINALのレポート機能が役に立っているそうです。「代表の森永(邦彦)はデザイナーですが、経営者でもあるので、数字もシビアに見ます。TERMINALですごく助かっているのは、カテゴライズした中でピンポイントに商品の数が出せて、オーダー数をグラフや表で確認できること。森永へのレポート提出の対応も早くなりました」他にも竹田さんがTERMINALに満足している点は複数あるとお話しいただきました。 「展示会前にこちらがしっかり準備することは大切なのですが、アイテム、カラー、金額、納期などはもちろん、画像登録など制限がないのがいいですね。特にウチの場合、形だけでなく、“紫外線で色が変わる生地”などもあるので、画像情報が多い方がいいんです。毎シーズン、ラインシートが統一されたレイアウトで出せることはブランドとしても大切なので、重宝しています。」株式会社アンリアレイジ様では、「カスタムラインシート(有料オプション)」を利用いただいているため、レイアウトや項目、画像の追加などを自由に設定してダウンロード、配布をすることができます。「ラインシートだけでなく、弊社が使用している別の受注システムにインポートするためのデータのカスタマイズ(カスタムレポート)も、非常に活用しています。本来CSVをダウンロード後に受注システムのフォーマットに合わせたデータの加工をしなければいけないため、そこでミスが発生するなどのリスクもありますが、そのストレスがなくなったのは大きいです」コロナ禍を経て感じたTERMINALの変化竹田さんは業務上TERMINALを不満なく使いこなしている中で、コロナ渦になってからTERMINALの使い勝手に変化を感じたと話します。 「コロナの影響でファッション業界全体でも大きな環境変化がある中、“バイヤー目線”でのアップデートが多くなったように感じました。僕らのビジネスはバイヤーさんからのオーダーがないと成り立ちません。コロナでリアルな展示会に来られない方も増えている中で、より魅力的に商品が見せられるようになりました。実際にバイヤーさんからも『使いやすくなった』という声もいただいています」また、コロナ禍になったことでリモートワークが増え、竹田さんもオフィス外で仕事をする機会が増え、改めて気づいた点があったとお話いただきました。「我々自身もリモートが増えたことでまた気づいたのですが、TERMINALがクラウドサービスであることにありがたさを実感しました。これまで使ってきたいわゆるアパレル向けのシステムは、PCにソフトをインストールする必要があったり、使えるPCの台数やOSも制限されるため、リモートワークの環境下ではやはり不便ですよね。それがインターネットさえあればどこからでも作業できるということは、こういう状況になって改めて気づかされましたね」取引先の多くがTERMINALを利用し、その浸透率や稼働率にも満足いただいているという竹田さん。今後TERMINALもさらにアップデートを続けることで、ブランド、バイヤーの利便性向上を推進していきます。