“先行投資”だったTERMINAL導入『ayame』がTERMINALの導入に踏み切ったのは2018年。まだアパレルブランドの利用がほとんどだった当時において、アイウェアブランドとして先んじてTERMINALを採用いただきました。「今ではかなりの面でメリットを感じているのですが、当時はまだ紙を中心にしたメールや電話オーダーが主流。今後どうなっていくのかも不透明でしたが、営業の方の話を聞いて“先行投資”のような気持ちで導入しました」そう話すのは、人気アイウェアブランドである『ayame』のデザイナー・今泉悠さん。それ以前は、紙、メール、そして電話で来たオーダーを、独自フォーマットのエクセルに入力する形で対応していたそうです。−『ayame』のデザイナー、今泉悠さん「眼鏡業界特有ではあるのですが、取引先からは電話でのオーダーが非常に多いのです。眼鏡屋さんはお店にあまり在庫を持たず、『1本売れたので、1本下さい』というところが多く、そのオーダー内容も細かいので、かなり高確率でミスが起こってしまっていました」(今泉さん)−『ayame』のセールスを担当する大川貴之さん眼鏡業界では当時まだ珍しかったデジタルオーダー。小売店やバイヤーさんの導入対応はスムーズだったのでしょうか。「スタートから対応してくれたところもありますが、徐々に対応していただくところが増えてきました。大きなチェーン店さんはシステムの関係で対応いただけていないところもありますが、現在では50社ほどのお取引先のうち、8割ほどがTERMINAL経由でオーダーいただくようになっています」(セールス 大川さん)メーカー在庫を効率的に消化できるTERMINAL前述の今泉さんのお話の通り、『ayame』に限らずメーカー在庫を持たなければならないのがアイウェア業界のビジネス。それには生産背景にある工場が、量産を前提として受注する生産文化があるそうです。「眼鏡は展示会での“ドロップ”ができないんです。工場は量産を約束した上でしか作らないので、僕らのようなメーカーはミニマム300本なら300本を在庫として持ち、展示会などでオーダーを振り分けます。当然1型、2型の話ではないので、基本的に数千万円分の在庫を持っている形です」(今泉さん)その在庫を売り切るのは『ayame』の商品力、ブランド力でもありますが、この在庫を効率的に消化する上で、TERMINALのシステムが役に立っていると大川さんは話します。「眼鏡はリピートオーダーが多く、そこで売り上げも決まってきます。これまで電話が多かった1本単位のリピートオーダーも、TERMINAL経由でオーダーいただければミスもないし安心です。でもTERMINALが我々に取って一番大きいのが、オーダーの予約を取れるようになったことです」(大川さん)これまでは新商品や人気商品の追加をアナウンスすると、電話やメールでオーダーが入ってくる形だったものが、TERMINAL経由で小売店側も予約注文が可能に。「こちらも発送漏れもなく、円滑に出来ることでお互いにとって安心感がありますし、いつ入荷するかが分かっていれば、取引先様も売り上げの見通しを作りやすいですよね。当社にとっても、お取引先様にとってもこれは大きなメリットなんです」(大川さん)日々の業務に欠かせないツールとなったTERMINAL新型コロナウイルスの影響によって、展示会の方向性を見直す必要性に迫られたところも多い中、『ayame』の場合は早い段階でTERMINALのオンラインでの受注を採用していたこともあり、大きな影響は受けなかったそうです。「大変な業界もたくさんある中でも、アイウェア業界は比較的影響は小さかったと思います。リモートワークでオンライン会議が増えたことで、コンタクトではなくメガネを良いものに新調する方、マスク対策で薄い色のレンズのサングラスを買う方が急激に増えたのです」(大川さん)それでも業務面では、コロナの影響による新作サンプルの遅れや、実際に実物を見てからオーダーをしたい小売店へのサンプル送付など、これまでとは違った対応を迫られた部分はあったそうです。「それでもTERMINALにきちんとした商品写真を上げておけばかなり伝わりますし、たとえ新モデルでも『カラーは前に別のこのモデルで使っていた色になります』など補足することで、より近いイメージを持っていただくことができます。今『ayame』では、TERMINALにUPする写真のクオリティを上げたり、さまざまな角度から製品イメージが分かるものにしようと取り組んでいます」(今泉さん)現在『ayame』では、日々のオーダー受注だけでなく、マーケティング的なデータ分析、カスタムレポートによる月別のデータ回収、さらに請求書への紐付けなど、さまざまな形でTERMINALを活用いただいているそうです。「TERMINALに触らない日はないので、月額契約をしていることを考えれば、かなりコスパ良く使わせてもらっていますし、完全に当社の基幹システムのような存在になっています」(大川さん)「『もっとこうだったらいいのに』と思っていた部分がしばらくするとアップデートされていたり、困っていることや相談事にも細かく対応いただいているので、全く不満はないですね。それよりカラーチップ機能やハッシュタグ機能など、まだ使えていない機能もあるので、どんどん使っていきたいと思っています」(今泉さん)−TERMINALの「カラーチップ機能」では商品に近い色味をカラーナンバーで指定ができますそれぞれのビジネスにフィットしたカスタムも可能なTERMINALでは、定期的にお客様からの声を聞かせていただきながら、日々システムのアップデートを続けております。それぞれのビジネスに合わせたご提案も可能ですので、ぜひお問い合わせください。