展示会カタログのデジタル化推進がきっかけに現在『LACOSTE』ではグローバル全体でサステナビリティに取り組んでおり、ペーパーレス化やDX化推進に積極的に取り組んでいます。株式会社ラコステ ジャパンの商品部に所属する森本さんとパホスさんの課題も、展示会資料のデジタル化にあったそうです。「年2回の展示会では、約120ページ、800部の紙のカタログを作っていました。校正や印刷もあるので、展示会の1ヶ月半前には準備に取り掛かります。写真素材を本国からダウンロードし、英語の本国資料を日本語に翻訳して、展示会の2〜3週間前には校了しなければならず、かなりタイトでした。変更や校正ミスなどもありましたし、サステナビリティの観点からもカタログのデジタル化は喫緊の課題になっていました」(森本さん)株式会社ラコステ ジャパンの商品部・マネージャー、森本孝史さん。『LACOSTE』のグローバルにおいても”BtoB向けのオンラインシステム”はあるものの、言語や通貨単位の問題、そしてグローバルで展開している商品全てを日本で取り扱っていなかったり、日本独自企画商品もあるため、そのカスタマイズには障壁があったそうです。コロナで危ぶまれた展示会をデジタル化でアップグレードTERMINALの導入を検討していた折に新型コロナウイルスの感染拡大が進行し、展示会そのものの開催が危ぶまれるように。しかしTERMINALを導入したことで、デジタルを併用した受注が可能に。「同じグループ内で先に『AIGLE』がTERMINALを導入していたので、その使い勝手は聞いていました。導入前にいくつか懸念事項があったのですが、営業の方に確認するとほぼ全て『できます』ということで安心しました。導入後、ホールセールチームからも業務がかなり効率化されたと聞いています。それまでエクセルで行っていた受注管理も、集計に時間がかかっていたものが解消されてミスも減り、展示会中でも、どの商品の反応がいいのかなどをお客様にもレポートできる。それは我々商品部にとってもありがたい情報でした」(森本さん)株式会社ラコステ ジャパンの商品部で『LACOSTE L!VE』も担当するパホス・ニコラオスさん。「展示会前の準備もかなり楽になりました。これまでは印刷に間に合わせるためにタイトなスケジュールで進行していましたが、変更箇所は展示会直前まで変更できますし、写真をアップロードする作業も直感的にできて、とても使いやすいです。展示会後のバイヤー様からの商品の詳細問い合わせには、写真を撮ってメールを送るなどで対応してきましたが、TERMINALに写真を追加アップロードするだけなので、その手間も大きく削減できました」(パホスさん)120店舗の直営店にも思わぬメリット紙カタログのデジタル化を想定して導入の始まったTERMINALですが、展示会業務全体の効率化にも貢献。さらに当初は考えていなかった副産物的なメリットもあったと森本さんとパホスさんは話してくださいました。「TERMINALでは”カスタムラインシート”もオプションも利用しているのですが、これがかなり便利でした。これまで直営店用に使用していた紙のカタログをTERMINALのラインシートに変更したことで、iPad上でポータブル且つ多彩な情報として活用できるようになったんです。」(森本さん)「これまでの紙のカタログだと最低限の情報しか入れられなかったので、小さな絵型だけで商品も分かりにくかったのですが、TERMINALから生成したカタログでは写真や説明文の情報量も増やせます。現在直営店は 約120店舗あるのですが、店舗スタッフの商品理解度も上がったと思います」(パホスさん)これまではシーズンごとにMDが東京と大阪の会場に出向き、リテール店舗のスタッフ向けに商品説明会を行っていたものが、コロナの影響で開催ができなくなり、そこはビデオ配信での対応を余儀なくされたそうです。「TERMINALの中に商品説明の動画を充実させていけば、商品説明会やビデオ配信もする必要がなくなるかもしれません。全店舗へのiPadなどデジタルデバイスの供給コストなどの問題もありますが、TERMINALを通じて当社の業務が変わり始めていることは確かです」(森本さん)ペーパーレス化だけでなく、展示会業務の効率化、そして直営店における活用など、使い方次第で可能性は大きく広がります。それぞれのブランドや会社のシステムに合わせたご提案も可能ですので、ぜひお問い合わせください。