海外ブランドの展開を伸ばす株式会社ルック株式会社ルックは婦人向けアパレルの企画製造会社としてのイメージもありますが、近年は海外ブランドの日本展開事業も活発化。イタリアのレザーブランド『IL BISONTE(イル ビゾンテ)』を皮切りに、北欧フィンランドの『Marimekko(マリメッコ)』、そして今回取材したフランスのバレエブランド『Repetto』の事業などが同社の中で成長を続けています。レペット課の室田陽子さんは2005年から『Marimekko』の卸部門を長年担当。ルックが『Repetto』の事業を手がけるようになり、2017年からは室田さんが『Repetto』の卸部門をご担当されています。「『Repetto』は商品の素材感などがそれぞれ細かいので、展示会のアフターフォローが大切です。展示会後に『ここの部分はどうなっていますか?』などのお問い合わせに、サンプルのディティール写真を撮影してメールで送るなどの対応が多かったのです」見送りにしていた展示会デジタル化を急発進『Repetto』においても展示会のデジタル化は以前から社内でも検討されていたということですが、多くの取引先にデジタル化の伝達が必要なことが障壁となり、見送りにしてきた経緯がありました。しかし新型コロナウイルスのパンデミックによって、展示会の開催や遠方からの取引先の来場が危ぶまれる事態に。「弊社グループ会社のA.P.C. JAPANがすでにTERMINALを導入していたので、そこから情報をもらう形で、『Repetto』でも導入を決定しました。懸念していたお取引先様への伝達も、『あ、TERMINALになるんですね』と、思っていた以上にスムーズでした。お取引先もすでに他ブランドさんの関係でTERMINALが普及していたことに気づきました」『Repetto』の場合、アパレルの取引先だけでなく、バレエ教室なども多いものの、その移行もスムーズで、初めてTERMINAL経由のオーダーをお願いする取引先も「少し電話でフォローしただけで、すぐに使いこなしていただけた」そうです。これまでとは異なるオーダーも増加室田さんは、実際の運用面におけるメリットとして、「商品画像の登録のしやすさ」を挙げてくださいました。「インポートブランド特有の悩みですが、サンプルの日本到着が遅かったりするので、展示会準備の時間があまりありません。しかしTERMINALは簡単に商品写真をアップロードできるので、その業務もかなり早く、楽になりました。また展示会後に『この商品のディティール写真が欲しい』というリクエストが来てもすぐに対応できますし、そのお問い合わせいただいた方だけでなく、そのアップデート写真は全てのお取り引き先様も閲覧できるというメリットもあります」また、TERMINALを導入したことによって、これまでオーダーされなかった商品への受注が増えるケースが増えていると室田さんは話します。「『Repetto』は定番商品も多いので、お取り引き先様の中にはほぼ同じ商品のリピートだけのところもあります。我々もこれまでは先方のご希望もあり、該当する商品の情報だけを送っていましたが、TERMINALの場合は全商品を見ていただくことができるので、これまでとは違った商品へのオーダーをいただくことが多くなりました。写真が見やすいので、『こんな商品もあるんだ』と感じてオーダーいただけているのだと思います」展示会後の集計・報告もスムーズに『Repetto』では展示会が終わるとオーダーを集計し、フランス本国へ報告して生産発注をおこないます。この業務もインポートブランド特有で、スケジュールが非常にタイト。これまでは室田さんが全オーダーの集計をおこなってきたそうですが、TERMINAL導入後はこの業務も大きく改善されたと室田さんは話します。「これまでは展示会期間中も集計作業をしていないと間に合わないくらいタイトでしたが、受注したデータはTERMINALに集約されているので、展示会終了後にスピーディーに本国に発注できるようになりました。ミスも起こらないので、安心感があります」現在取引先のTERMINAL経由のオーダー稼働率は95%以上。室田さんは「今のところ使い勝手に何も不満がありません。むしろまだ使えていないTERMINALの機能もあるので、それを駆使してオーダーに結びつけていきたいですね」と話してくださいました。TERMINALでは、インポートブランド特有の課題に対する経験実績も増えてきておりますので、導入をご検討のブランド様はぜひお問い合わせください。