アパレルD2Cの先駆け的ブランド展開DOT ONE Inc.は2020年設立の比較的新しい会社ながら、立ち上げ当初から大きな売上を記録しているアパレル企業です。その柱となっているのは、ディレクターの梯真奈美(MANAMI)さんが手がけている『eimy istore』。元々は別会社での運営でしたが、DOT ONE Inc.の立ち上げとともに事業展開を始めると、さらに人気ブランドへと成長を遂げました。現在ではMANAMIさんが新たにスタートした『JOSE MOON(ジョゼムーン)』、『eimy istore』のゴルフラインのほか、ディレクターのYURIさんが手がける『CREDONA(クレドナ)』、ディレクターの中村麻美さんが手がける『ánuans(アニュアンス)』などが同社のブランドとしてラインナップ。それぞれが自社オンラインストアを中心に業績の拡大を続けています。DOT ONE Inc.のアパレルビジネスは、各ディレクターやブランドのSNSにおける多数のフォロワーを基盤に、自社オンラインを中心に展開するスタイル。実店舗は主要都市を中心に出店しながらも、卸に関しては積極的には展開をしていませんでしたが、他社ECモールや一部の地方店舗にも卸をスタートしたことから、TERMINALの導入がスタートしました。前職での体験からTERMINALを社内に提案「現在卸をしている他社ECモールは、LOCONDOさんとMAGASEEKさん、そして新たにUSAGI ONLINEさんでの取り扱いがスタートしました。私は前職の大手アパレル会社で卸の営業をしていたので、弊社でも卸の担当になりました」と話すのは、営業を担当する永田さん。TERMINALの導入は永田さんが前職から活用していたことがきっかけとなります。「前の会社ではTERMINAL導入以前は他社のシステムを使っていました。展示会は開催規模も売上もかなり大きいのですが、集計データを取り出そうとしてもすぐには分からず、システム会社の担当の方にメールで問い合わせなければならないなど、完全にDX化ができていませんでした。そこにも莫大なコストがかかっていたとも聞いていたのですが、あるタイミングからTERMINALの利用に切り替わりました。商品の登録方法も画面での商品の見え方も、圧倒的にTERMINALが優れていましたし、業界に浸透しているのでお客様へのご案内もスムーズと、ありがたいことだらけでした」業務効率が大幅に向上、卸売も順調に拡大特に永田さんがメリットを感じたのは業務の効率化の側面だったそうです。「生産や営業の担当がエクセルでラインシートを作るのに2日ほどかかっていたのですが、その作業も1時間ほどで完了できますし、集計もすぐにできて、工場発注のミスもなくなりました。」これまで卸の展開はほとんどおこなわず、自社オンラインや直営店でのブランド展開が中心で、卸先に向けての展示会もおこなっていなかったと永田さんは話します。「卸の実務経験を持ったスタッフがいなかったこともあり、私が入社した頃は“展示会”というよりもサンプルを並べた本社会議室にお越しいただき、品番が書いてあるオーダーシートに記入いただくという簡素なものでした。絵型も入っていないので分かりにくかったし、バイヤーの方もオーダーをするためのモチベーションもあがらなかったと思います。さまざまな要素もあるので一概には言えないのですが、TERMINAL導入後は卸先からのオーダーも伸びている実感があります」受注会でもTERMINALの活用を検討DOT ONE Inc.では今後卸にも力を入れたい反面、ブランドの世界観を維持するためにも、卸先の選定は慎重に行う姿勢を維持していくそうです。その中で永田さんは、変化も激しく、決断と実行のスピードが早い同社において、卸売りの比重を増やすことになった場合に素早く対応するためにも、TERMINALの必要性を感じていると話します。「TERMINALに登録するとバイヤー様側からも登録ブランドとして認識されるので、バイヤーさんの目に留まり、いくつかお問合せもいただくようになりました。D2Cで始まったブランドだからこそ、これから他社さんとも肩を並べておくという意味においてもTERMINALは安心材料にも繋がっています」また現在、永田さんはTERMINALでの受注会活用も検討しているそうです。「次回の関係者様やインフルエンサーさんに向けての受注会でTERMINALを使いたいと考えています。自社サイトに限定公開ページを作っていたこともあるのですが、確かにブランドの世界観を表現できる一方、ページを作るのに時間もお金も相当かかります。それならすでに業界にも浸透しているTERMINALでご案内する方がスムーズですし、準備に時間もコストもかかりません。ものづくりをするチームもがんばってサンプル制作を進行してくれているので、限られた時間の中で効率的に受注会を行うためにも、TERMINALを活用していきたいと思います」TERMINALは卸先向けの展示会だけでなく、一般顧客や関係者向けの受注会などでの活用も広がっています。いつでもお気軽にお問合せください。