夫婦で始めたオンラインセレクトショップLITTLE $UZIEは、2015年に大阪で立ち上げたセレクトショップのオリジナルブランドとして2017年AWにスタート。オリジナルブランドの立ち上げ以降はセレクト業態ではなく、ブランド単体で事業をされています。LITTLE $UZIEがユニークなのは、株式会社Nuebaの代表取締役 岡部大輔さんと奥様の二人が副業で立ち上げたオンラインセレクトショップがビジネスのスタート地点だったこと。もともとR&Bシンガーだった奥様のセルフスタイリングのセンスがセレクトに活かされ、それがブランドとなってからもデザインに反映されています。現在デザインは奥様を含めた3人のデザインチームで行われているそうです。「うちの服は“突飛”というほどではないですが、少し一般的な服とは違うかも知れません。どこかひと癖エッセンスがあるので、ご自身で商売をされている方や美容師の人など、クリエイティブなお仕事をされている方に受け入れていただいています」LITTLE $UZIEの卸先は現在7店舗。卸先の選定は「じっくり長く、ブランドと一緒に成長できるようなお店」に絞り、2つの直営店では一部の受注会を開催するなどして、顧客やお店とのつながりを重視したスタイルで成長を続けています。“すべてをデジタル化したかった”TERMINALの導入は2019年。東京で開催する卸先向けの展示会と、毎シーズン東京と大阪の店舗で開催している顧客向けの受注会を開催していましたが、エクセルで作ったオーダーシートへの手書きのオーダー方式だったことで、入力のミスなどが頻発していたことから、オーダーシステムのデジタル化を考えていたそうです。「簡単な書き漏れなどの人為的なミスだけでなく、対応するスタッフによって接客内容にばらつきが出てしまうことも気になっていて、“すべてをデジタル化したい”と考えるようになりました。TERMINALはSNSなどで見て気になっていたのと、他社でも浸透してきていると感じていたので、弊社から問い合わせをさせていただきました」問い合わせの際、岡部さんが気になっていたのは、卸先向けだけでなく、毎シーズン100名にのぼる顧客向け受注会にも対応が可能かどうかだったそうです。「TERMINALに問い合わせをしたところ、難なく対応が可能ということで安心して導入を決定しました。顧客受注の際には、簡単なマニュアルを独自に作り、担当のスタッフが一緒に入力の作業を行うので、不慣れな方でも問題なく操作いただいています。オーダーいただいたら弊社のPCでもオーダーが入っているかを確認の上でお帰りいただくので、双方が安心できるシステムだと思います」コロナ後のシビアな工場発注でもメリットが岡部さんは「オーダー状況がすぐに分かる」ことがTERMINALを導入して良かったこととして挙げてくださいました。「コロナ以降は工場の生産のタイムラインもシビアになっていて、一日単位でも大幅に納期が変わってしまうようになりました。TERMINALはオーダーの集計も簡単で、すぐに反映されますし、早めにオーダーが判れば早めに工場に発注できるので、生産の観点でもメリットは大きいと思います」そしてラインシートのカスタマイズ機能も、思った以上に便利だったと岡部さんは話します。「それまでは従業員がエクセルで作成していたのですが、そのスタッフのエクセルのスキルによって、セルや画像を入れる部分の形が変わってしまう問題がありました。TERMINALでは登録したものをそのままキレイにラインシート生成できるし、更新をすればすぐに反映されるのも使い勝手が良いですね」操作や仕様を聞きやすい環境TERMINALの操作や運用に関して、カスタマーサポートについては、「何か疑問があると都度問い合わせをするのですが、すぐに回答いただけるのが助かります。こういうシステムを利用する上で、“聞きやすい”ということは安心感にもつながっています」岡部さんはこの先LITTLE $UZIEを、「もっと顧客に寄り添ったブランドにしていきたい」と話します。「卸先は次のシーズンから8店舗になるのですが、あまり卸先を拡大しようとは考えていなくて、じっくりお付き合いできる店舗さんと一緒にやっていきたいと思います。逆にリピーターになってくださる方や顧客さまの比率は今後増やしていきたいので、TERMINALを活用しながらつながりを深めていける方法を見つけていきたいですね」