ブランドの魅力でマイペースに取引先を開拓2009年にスタートした『Porter des boutons』は、フランス語で「つぼみをつける」を意味する慣用句がブランド名のレディースブランド。同じアパレル会社で働いていた3名のデザイナーが共同で設立し、現在も少人数で運営を続けています。 『Porter des boutons』の服は、天然素材を使いながら、気を張らずに着られ、身長や体型に捉われないデザインが特徴。卸先や顧客も長年のブランドのファンが多く、主に全国の専門店やアパレルショップの個店で取り扱われています。今回お話を聞く鈴木愛さんは創業メンバーのひとりで、現在は主にECサイトやカスタマーサービスなどの業務が中心。デジタル周辺の業務も担当されており、TERMINALの導入も鈴木さんが中心となって社内へ提案していただきました。『Porter des boutons』の展示会は年4回。ECサイト以外に直営店は持たず、卸の比率は8割以上で、卸先は全国で50〜70にのぼるものの、それほど積極的な営業活動はしてこなかったそうです。「メンバー全員がデザイナーだったこともあるのですが、みんな本当に営業が苦手で(笑)。サンプルを持って売り込みに行くようなことができないので、現在お取り扱いいただいているお店も、ご紹介や、他店で気になってお問合せをいただいたケースが多いです」業務負担とコストを比較して導入を即決それまでの同社の展示会受注は紙ベース。手集計による煩雑さと、何重にチェックしても起こるミスには悩まされ、「どちらが原因のミスなのか分からない」ケースの繰り返しだったそうです。TERMINALの導入は、コロナ禍がきっかけ。卸先、バイヤーが地方から展示会に来場するのが困難になったことで、デジタルの展示会サービスを急遽検討したそうです。「オンラインのシステムは何社かあったのですが、他社の知人から『TERMINALは使いやすい』とお聞きしていたので有力候補でした。問い合わせをしたところ、我々の規模なら最も安いLiteプランで十分活用できそうだったので、金額的にもそれほど負担とは感じませんでした。コロナ禍で困った状況でしたし、それまでの我々の業務負担を考えると、躊躇なくスタートできる金額だと思ったので、即決でした」導入当初は、取引先へのガイダンスに多少時間がかかったものの、いまではストレスなく使ってもらえているとのこと。「地方のお店はデジタルに不慣れなところもあり、『PCがないので、使いたくても使えない』とおっしゃる取引先もありました。しかし徐々に慣れてくださり、TERMINALも頻繁にアップデートされてどんどん進化するので、現在ではほとんどのお取引先がストレスなく使っていただけるようになりました」業務の必要性に合わせてオプションを追加『Porter des boutons』におけるTERMINALの活用は、展示会受注だけではなく、他の業務においても役立っていると鈴木さんは話します。「現在では他のスタッフもそれぞれTERMINALを活用しています。生産管理担当の人間も、卸先ごとのリストや品番をエクセルでダウンロードできるようになって、効率化したと聞いています。カスタマーサービスへ問い合わせをすると、的確な回答をしてくれるので非常に心強いです」『Porter des boutons』では、当初Liteプランを利用していましたが、後にオプションプランを追加しました。「在庫販売機能」は、数字にも直結している部分があるそうです。「直営EC販売用も含め、ある程度在庫を持つようにはしているのですが、これも営業が苦手なので(笑)、週明けに『売れ行きはいかがですか?』などとお電話したりするような営業活動ができていませんでした。TERMINALの在庫販売の機能を使うようになったことで、メールでご案内をすれば、お取引先が確認してくれるので追加オーダーもしてもらえます。売上への影響を考えると、十分コストメリットがあると感じています。」コロナ禍、そしてTERMINAL導入を経て、展示会には来場しなくとも発注いただける取引先も多くなったと鈴木さんは話します。「コロナ禍後は、地方から展示会に出ないことに慣れてしまった方や、東京で時間的に回りきれずにTERMINALのみでご覧になって発注をいただけるところは増えています。久しぶりに展示会に来場された方には、『やっぱり実物を見るとよく分かるね』とは言っていただくのですが、TERMINALがあるからこそお付き合いが継続できている取引先があるのも実感しますね」TERMINALでは、さまざまなプランをご用意しております。ぜひお気軽にご相談ください。