代表の想いを体現する 独特なブランド運営株式会社ルーディーズが運営する『RUDE GALLERY』は、2025年で25周年。東京・原宿と渋谷の間のビルに構える店舗、RUDE GALLERY TOKYOも長年存在感を放っていますが、実はその店舗では頻繁にイベントやコラボレーション展示が行われています。 代表を務めるデザイナーのカタヤナギさんが生み出すアイテムには独特の美学が貫かれており、コラボレーションもカタヤナギさんが本当に心を寄せているカルチャーや人物との取り組みだけ。それは長年、ミュージシャンやバンド、写真家や画家など、数々の音楽カルチャーやアート、クリエイターと密接な関係を築いていることからも明らかです。同社に長年勤務されている岡田さんは、ブランドの変遷とビジネス展開について次のように振り返ります。「以前はインラインのアイテム数も多く、卸先も多かったのですが、現在はインラインよりもコラボレーションの方が多く、卸先も長年お付き合いのあるところだけに絞るようになりました。カルチャーとのコラボレーションは急に立ち上がることも多いので、それをお店主体でスピーディにやりたい、そしてウチのことを分かっていただけるお取引先と長年一緒にやっていきたいという代表の想いから来ています。他のアパレルとはかなり違うやり方だとは分かっているのですが(笑)」TERMINAL導入で展示会を効率化同ブランドがTERMINALを導入したのは2022年。それまでは長年、紙やエクセルで展示会オーダーを受けていましたが、度重なるミスや業務の煩雑化から脱却すべく、導入いただきました。「以前は展示会を年に3回か4回、お店をお休みにして商品を展示会用に入れ替えたり、別会場を借りて開催していました。当時は卸先も多かったですし、ウチの場合はさまざまな関係者も多いんです。TERMINALを導入することで、関係者にはTERMINALのQRコードをお送りして家でじっくり選んでもらうことが出来るようになったし、お取引先との連携ミスも減りました」導入当初は、デジタルオーダーに不慣れな取引先から困惑の声もあったそうですが、それも回数を重ねるごとに少なくなり、現在では非常にスムーズになったと岡田さんは話します。「今ではウチも卸先さんも双方が、『TERMINALにしてよかったね』という話になっています。少人数でやっているので、効率面から考えても、もう紙やエクセルには戻れません」TERMINAL導入でリアル展示会を休止?今回お話をお聞きする中で最も驚いたのは、TERMINAL導入後しばらくしてから、いわゆる来場型の展示会を開催していない、ということです。 「コロナ禍がきっかけではあるのですが、地方のお取引先も展示会に来場しないことが通常になっています。それでも変わらずオーダーをしてもらえるのは、もう20何年もお付き合いをしているからだと思います。TERMINALで写真と資料を見てもらえれば、どんな商品が分かっていただけるというのが大きいです。もう無闇に新規の取引先を増やすようなアプローチは考えていないですし」コロナ禍が明けて以降、これまで通りの展示会開催をおこなうブランドが多い中、『RUDE GALLERY』のスタイルは独特です。しかし、岡田さんは展示会開催をやめたことのメリットの方が大きいと話します。「決して卸や卸先を軽視しているわけではありません。ただ、来場型の展示会の開催をやめても、お付き合いが長い卸先さんが多いこともあり、売上自体は全く変わっていません。展示会に使っていた時間は、次のコラボレーションを考えたり、イベントを仕込んだりする時間に使っています。今のこの状態は、長年やってきた弊社代表にとっても、理想的な状態かもしれません」ブランド25周年に向けて2025年には25周年を迎える同ブランド。そのシーズンに向けては、さまざまな取り組みも増える予定なので、改めて展示会の開催も検討していると岡田さんは話します。「25周年に向けて色々と準備中なので、展示会は開催することになると思います。現在利用しているTERMINALのプラン(Liteプラン)で十分満足していますが、今後は『在庫販売』の機能なども追加する必要が出てくるかもしれません。その時はまた相談させていただこうと思っています」TERMINALの導入をきっかけに、展示会開催という長年の慣習すら再考することができた同社。TERMINALでは、それぞれのブランドの個性や運用方針に合わせて、さまざまな解決策をご提案しています。ぜひお気軽にお問い合わせください。