英国王室御用達ブランドとの世界初となる独占輸入販売契約高級ステーショナリーとレザーグッズで知られる『スマイソン』は、1887年にイギリス・ロンドンで創業しました。その名を一躍高めたのは、現在でも主力商品の一つとなっている「パナマダイアリー」です。当時の一般的なダイアリーは重く、持ち運びに適さないものが多くありました。そこで『スマイソン』は、約半分の重さの紙(フェザーウェイトペーパー)を開発。質の高いレザーカバーを纏ったコンパクトなダイアリーは大ヒットとなりました。高品質なレザーだけでなく、紙自体も開発するというアルチザン的姿勢が評価され、2026年現在も英国王室御用達の証であるロイヤルワラントを2つ保持する名門として世界中に知られています。「最初のロイヤルワラントは1964年にエリザベス女王から授与されました。2002年には最大4つのロイヤルワラントを保持しており、英国のブランドの中でも4つ保持していたのは8社のみと言われています。現在もイギリスに工場を構え、現地の職人たちが変わらぬ姿勢で物作りを続けています。語り始めると止まらなくなるほど、深い歴史を持つブランドです」そう話すのは、今回取材させていただいた株式会社ルックの石橋健太さん。石橋さんは2008年に同社へ入社し、数々のブランドで営業やバイイングを担当してきました。2024年に株式会社ルックが『スマイソン』と独占輸入販売契約を結んだブランド立ち上げから、仕入を担当しています。「実は『スマイソン』が海外と独占輸入販売契約を結んだのは、世界中で弊社が初めてなのです。日本でもかなり以前から取り扱われていますが、すべて英国からの直輸入でした。長年『スマイソン』との契約を望んでいたので、ようやくそれが実を結んだ形です」デジタル全盛の今こそ伝えたい「書くことの贅沢さ」『スマイソン』の商品は大きく4つに分かれます。“ペーパー”と呼ばれるダイアリーや便箋などの紙製品、"スモールレザーグッズ"と呼ばれる革小物、そして"ラージレザーグッズ"のバッグ類、“ホーム”のジュエリーボックスやゲーム類です。日本では革小物の人気が特に高いそうですが、本国イギリスでは紙製品が売上げ全体の約半分を占めています。「デジタル化が進み、手書きの文化や市場が縮小していることは我々も認識しています。しかし、英国本国における紙製品需要の高さを見ると、日本でもまだポテンシャルはあると感じています。『スマイソン』は日本でも編集者やアートディレクターなど、プロフェッショナルな方々に長年愛用されてきました。この時代だからこそ、あえて"書くことの贅沢さ"を伝えていけるブランドだと考えています」膨大な定番商品と新作をミスなく管理できる体制づくり『スマイソン』は、2025年1月からの本格展開に向けて、2024年6月に国内展示会を実施しました。そのタイミングでTERMINALを導入しました。「弊社では、『マリメッコ(marimekko)』、『アーペーセー(A.P.C.)』、『レペット(repetto)』など他のブランドで既にTERMINALを導入しています。『スマイソン』は定番商品が多く、SKU数がシーズンで1,000近くになることもあり、デジタルオーダーシステムの導入は当初から検討していました。社内からも『TERMINALがいいよ』という声をもらっていたので、展示会が決まってすぐにお問い合わせしました」お問い合わせをいただいたのは展示会の1か月前でしたが、株式会社ルックの社内基幹システムとの連携が既に完了していたため、スムーズに導入を開始できました。「私自身は別部署にいてTERMINALを使ったことがなかったのですが、それまで直輸入で『スマイソン』を取り扱っていた既存の卸先も、我々が開拓した新規のお取引先様も、すべてTERMINALのことをよくご存知でした。ご案内から展示会の集計に至るまで、かなりスムーズに進めることができました。我々よりもお取引先様の方がTERMINALに詳しいくらいでしたね(笑)」過去の苦労が嘘のように短縮された展示会準備TERMINALを初めて使った石橋さんは、業務効率化において多くのメリットを実感したと話します。「以前のブランドでは、多品番ですべて新作だったこともあり、泣きながらエクセルでオーダーシートを作っていました(笑)。今回、TERMINALで展示会用商品を入力する担当者の様子を見ていたら、あっという間にオーダーシートが完成していたんです。相当な時短になっていると感じました。ここまで違うのか、と」また、『スマイソン』では、展示会でTERMINALのオーダーシートを紙資料として出力したものも活用しています。TERMINALから出力した標準のラインシートをPDF化したものですが、「簡易カタログとしても十分に機能している」と石橋さんは話します。「出力した紙の資料におすすめの商品をペンで丸印をつけて、バイヤーさんにお渡ししています。品番数が多いので、それを参考に実際のオンライン画面で注文いただいており、好評です。集計も非常に楽ですし、社内や本国へのレポートもTERMINALから簡単に抽出できるグラフを活用するなど、使える幅が広がっています」現在、株式会社ルックでは『スマイソン』の卸業務を展示会の受注発注という形で行っていますが、石橋さんは将来的にフリー在庫の販売にもTERMINALを活用していきたいと話します。「事業規模や卸先様からのオーダー傾向がある程度見えてきたら、TERMINAL上で在庫受注も受けられるようにしたいと考えています。まだ使えていない機能もたくさんあると思うので、社内の他部署の活用法なども参考にしながら、TERMINALでさらに業務効率化や売上向上につなげていきたいですね」TERMINALでは、導入時の説明やカスタマイズの希望を承るだけでなく、日々のお問い合わせにも迅速に対応するよう心がけています。導入中のお客様もいつでもお気軽にお問い合わせください。