国内外約20ブランドをクライアントにする老舗ショールーム株式会社THE WALLは1978年の創業です。海外ブランドを日本に紹介し卸を手がける、ショールーム機能を持ったセールスエージェントとしては老舗と言える存在です。同社は1990年に高感度なセレクトショップの『ADELAIDE(アデライデ)』、2002年にはその姉妹店として『ADDITION ADELAIDE(アディション アデライデ)』も開店しました。そのエッジなセレクトと世界観にはファッション業界からも高い信頼が寄せられています。THE WALLのセールスマネージャーである坂神さんは、長年、海外ブランドを日本のセレクトショップなどに紹介してきました。最近ではこれまでの業務に加え、日本のブランドを海外に紹介するケースが増えているそうです。コロナ禍以降、日本ブランドの勢いを強く感じるようになり、弊社でも海外セールスを行うようになりました。2024年にはパリにショールームを設立し、現地で展示会も開催しています。株式会社THE WALLが取り扱っているのは、国内外合わせて約20ブランドです。 「自社で運営するセレクトショップでも販売できるブランドが理想的ですが、それだけにとらわれず、メンズ、レディース、価格帯も1万円前後のものから高価格帯のものまで、幅広く扱っています」と坂神さんは語ります。国内のセレクトショップや百貨店など、約200社と取引のある同社。坂神さんは、「展示会では、常に5、6ブランドを合同で展示しています。特定のブランドを目的に来場されたお客様に、他のブランドをご紹介し、それが新たな取引に繋がることも。こうした幅広い提案力も、弊社の強みの一つです」と話します。“セールスがセールスに専念できる環境”をかつては、展示会でのオーダー業務をアナログ方式で行っていましたが、海外のクライアントブランドがデジタルオーダー方式を採用するケースが増えてきたため、同社でもデジタル化を検討し始めたとのことです。従来は、独自のラインシートを取引先に配布し、セールス担当者が手作業で集計を行っていました。しかし、取引先の発注ミスや、弊社側の集計ミスも多く、その改善が長年の課題でした。そんな中、TERMINALから提案を受け、まずは数ブランドで試験的に導入を開始しました。現在では、すべてのブランドで導入し、ラインシートもTERMINALで作成したものを使用しています。TERMINALを導入したことで、スタッフによる集計ミスがなくなり、卸先側の発注間違いも減少しました。さらに同社では、社内の役割分担を変えたことで、さらに業務効率化が進んだと坂神さんは話します。「よくブランドの方にもお話するのですが、デザイナーがセールスも兼任するよりも、セールス専門の担当者を置く方が、デザイナーはデザインに集中できて、結果的に売り上げが上がることが多いです。弊社でも同様のことが言えて、オーダー集計をロジスティクス担当に任せることで、セールスのパフォーマンスが向上しました。セールスが本来の業務に集中できる環境を作る上で、TERMINALの貢献は大きいと感じています」オンラインでもオフラインでも感じるTERMINALのメリット株式会社THE WALLでは、約20のブランドのアカウントを個別に管理し、TERMINALを運用しています。ブランドごとに異なる運用を行うことで、それぞれのブランドイメージに合わせた活用を可能にしています。これにより、「各ブランドに可視化されたデータを共有できるようになった」と坂神さんは話します。 一方で、約20ブランドのデータをさまざまな形で抽出することで、バイイングトレンドの傾向分析も可能になり、PRチームと連動したコンサルティング業務にも役立っているそうです。「利用を続けている中でメリットを感じる場面は多くあります。 例えば、何シーズンかバイイングがない卸先にも商品を閲覧できる状態にしておくことで、展示会のご案内をしなくても、数シーズンぶりに『TERMINALでアイテムを見て、またオーダーしたくなった』という連絡をいただくことがあります。 また、TERMINALが主催するイベントや食事会に参加することで、新たなビジネスチャンスに繋がったこともあります。 オンラインとオフラインの両方でメリットを感じるので、これからも使い続けたいと考えています」TERMINALでは、あらゆる業種・事業内容に対応した効率的な導入方法やプランをご提案しています。 導入をご検討中の企業様はもちろん、現在ご利用中の企業様やブランド様も、お気軽にご相談ください。